耳鼻科　岡山県岡山市南区のみやはら耳鼻咽喉科　難聴専門サイト

耳鳴りがあったら難聴があるのでしょうか？

これは両方の場合があります。

難聴さえなければ、耳鳴りは特効薬はないので、気にならないなら放置しても構いません。厳密にいうとMRI（えむあーるあい）といった画像検査で聴神経（聞こえを担当する神経）に腫瘍がないことを確認したら完璧ですが。

耳鳴りは難聴があってもなくても悩ましくはあるのですが、より困るのは難聴がある場合です。特に患者さんが難聴を気にしていなくて耳鳴りだけが症状の場合があったりするのが話をややこしくしたりします。

この場合低音だけ聴力が低下していたりする場合があり、「低音障害型難聴」などの病気があります。

こういう難聴の困る点は二つあります。

一つ目は放っておくと難聴がそのまま残ることがある点です。二つ目は治療は症状が起こってから時間がたちすぎると意味がない点です。具体的には早ければ早いほどいいです。

ただ、この病気を調べるのには聴力検査が必要です。聴力検査は救急外来ではしていません。ふつうに午前や午後に診察をしている耳鼻科を受診して相談する必要があります。

この難聴は目に見えないし、他人にはわからないので、仕事が忙しい方はついつい自分の体のことは仕事の二の次にしてしまいがちです。「なんか耳鳴りが続くなぁ・・・」という方は放ったらかしにしないようにしましょう。