HOME > いい補聴器はどれ?
「補聴器をつけるとよく音が聞こえる」。補聴器を購入される方は当然こう思っておられる訳ですが、補聴器をつけていても聴力に問題のない方と同じように聞こえるというわけではありません。では補聴器にはどんなメリットやデメリットがあるのかみていきましょう。
補聴器のメリット・デメリット
補聴器のメリットはなんといっても「会話がしやすくなる場合がある」ことでしょう。ただし、補聴器はすべての音を大きくするので、聞きたいことばが、雑音の中に埋まってしまったり、大きな音はわれて聞こえたり、ことばがひずんで聞こえたりします。
また、補聴器を使っていると、周囲の大きい音が必要以上に大きく聞こえてしまう傾向があります。また、式典などのスピーカの音はもともと人の声と比べて音質が悪いので、ことばとしては聞き取れないと考えてよいと思います。
ですので、補聴器を上手く生かすには、補聴器が得意な環境で使うことが鍵になります。具体的にはなるべく静かなところで、1対1で相手の口元がよく見えるようにして会話をするようにするのが大切です。
デメリットとしては、金額がかさむ場合がある、年齢の変化とともに調整をしていく必要がある、機械なので故障することもあるといったことの他に「大勢の中で、あるいは周囲で雑音がある環境での会話には向いていない」ということがあげられます。「補聴器をつけるとよく音が聞こえる」と期待されている方はこれでがっくりされる場合もあるのですが、1対1の会話には効果大ですので、一度試し聴きをお店ですることをお勧めします。
よい補聴器とは?
補聴器にはポケットに入れるような「箱型」、耳にかける「耳かけ型」、耳の穴にすっぽり収まる「耳穴型」などがあります。補聴器を使うことを考えている多くの方が、できるだけ補聴器が目立たない「耳穴型」を望まれますが、それぞれ長所や短所がありますので、補聴器を選ぶ時には注意が必要です。この3つの補聴器の特徴は以下のようになります。
箱型 | 耳かけ型 | 耳穴型 | |
---|---|---|---|
目立ち方 | 目立つ | 比較的目立たない | 目立ちにくい |
操作のしやすさ | しやすい | 少し細かな操作が必要 | 指先で細かな操作が必要 |
重い難聴への対応 | 対応できる | 対応が難しい場合がある | 対応できない場合がある |
価格(万円) | 4〜9 | 4〜30 | 9〜40 |
補聴器を選ぶ時は、耳あかがあったりしても聞こえが変わってきたり耳の病気に知らないうちになっていないかも大切なので、まず耳鼻咽喉科を受診して相談してみましょう。また補聴器は高価なので、補聴器を購入する時は必ず購入する前に3週間ほど貸出をして試し聴きをしっかりさせてくれるお店を選びましょう。
よい補聴器を選ぶために耳鼻咽喉科の受診が大切!?
「補聴器は補聴器屋さんで」と思っている方は、ちょっと待ってください。実は補聴器を考えるにあたり、まずは耳鼻咽喉科を受診するのが大切なのです。その理由としては以下の3点があります。
(1)耳の病気があったら病気の治療を
極端な場合、耳あかを掃除するだけで「難聴」がよくなることがあります。また真珠腫性(しんじゅしゅせい)中耳炎といった手術を急いでする必要がある病気が難聴の原因として潜んでいることがあります。(2)耳の中を確認していい補聴器を
耳あかがあったりしたら補聴器屋さんでは耳掃除はできず、補聴器の耳の穴にあたる部分をきちんと作れない場合があります。また、耳だれが耳の奥にあり、そのままでは補聴器を作るのによくない場合もあります。(3)良心的な補聴器屋さんを紹介
補聴器屋さんの中には販売至上主義のところもまま見受けられます。補聴器は安いものではないので、何個も買わされるのは避けたいものです。耳鼻咽喉科で相談することで良心的な補聴器屋さんを紹介してもらうことができます。良い補聴器店の選び方
「補聴器を使ってみよう!」と思い立ったが、
どこでみてみたらいいのかな?いろんな形もありそうだけど・・・
などと補聴器選びは使ったことのない方には大変です。しかも補聴器を買う補聴器店自体も選ぶのに注意が必要です。お店によっては買ってから調整がうまくいかなくてさらにもう1個買わされたりするようなこともあったりします。
では、良い補聴器店を選ぶにはどんなことに気をつけたらいいのでしょうか?大事なのは以下の3点です。
(1)いきなり買わさない
お店によっては「買ってから調整しましょう」というところがあります。そうすると聞こえ具合とか使い勝手を確認できないので、買ってから「こんなはずじゃなかっった・・・」と後悔することになります。また補聴器は購入後時間の経過とともに聴力が変化するので、補聴器の調整も必要になるのですが、こういうお店は調整してもお金にならないので、調整はまともな対応をしてくれない場合もあります。いいお店は3週間とか貸し出して聞きこえ方や使い勝手を普段の生活で確認することができます。(2)高い機種をすすめない
高齢の方などで使い勝手を考えると耳の穴にすっぽり入る補聴器よりも耳にかけるようなものがいい場合でも「目立たない」ということを強調して高価な製品をすすめる場合があります。「値段」と「その人にとっての聞こえやすさ」や「使い勝手の良さ」は全く別の話なので注意が必要です。
(3)専門店である
よくめがね屋さんが補聴器を販売していることがありますが、これはお勧めできません。補聴器は精密な機械で購入後も時間のたって聞こえが変化するとその都度調整が必要になります。購入後も末永くつきあっていくことになりますので、補聴器の専門店で購入することをお勧めします。
岡山県岡山市南区福浜西町、福浜市営住宅より徒歩1分の場所にある耳鼻科、みやはら耳鼻咽喉科です。当院では赤ちゃんからお年寄りまで岡山市の市民をはじめとする全ての方に安心して治療を受けていただけるようスタッフ一同がんばっています。
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